戸建ハンター☆千里乃日記 第20話 転貸借とは(転貸借のビジネスモデル)

転貸借と言う言葉ですぐにイメージし、理解出来る方は不動産の知識をお持ちであると想像します。
しかし一般の方は中々意味と内容を理解するには難しいことでしょう。
簡単に昔から使われる言葉で説明するとまた貸しが適切ではないでしょうか。

具体的にどのようなことか説明すると先ずは基本として賃貸借は貸主と借主が居て、貸主の所有する建物を借主が借ります。
マンションを借りたことのある方はご存知ですね。
それでは転貸借とはどのような内容でしょうか?

説明しますと
貸主から建物を借りた借主が別の方にその建物を貸すことです。
その別の方を転借人と言います。

これだけ聞くと借主は建物を借りたけどその建物を住むもしくは利用することなく、別の方(転借人)に貸すのですかそれって意味があるのですか? 借主は得することがあるのですか?とふと考えてしまいます。

そこにはちゃんと意味があります。
例えば貸主から借主は建物を月額5万円で借りたとします。
転貸借では借主が借りた月額5万円の建物を月額6万円で別の方(転借人)に貸します。
そうすると借主は月に1万の利益を得ることができます。
これは建物賃貸で普通に行われる取引です。
ではなぜこのような取引が行われるのでしょうか?


一つめはビジネスとして行われる。借主はまた貸しすることで利益を得ることができる。

二つめは与信面でこの取引が行われる。与信=信用 借主に信用力があり、その信用力を借りて転借人は建物を借りることができる。

三つめは広い建物を借りた借主が建物の一部を利用し、余ったスペースを別の方に貸す。

ざっくりと大きく分けてこのような使われ方をします。

参考までに転々貸(てんてんたい)と言って別の方(転借人)が別の他の方(転々借人)に建物を貸す場合もあります。

このような転貸借の取引ができる物件は数が限られています。
決して多くはないです。
では、どのような物件に多いかというとオフィスビル、テナントビルになります。中には工場、倉庫などでもこのような取引が行われます。

凄く面白いですね。
これは不動産賃貸で使われるビジネスモデルの一つになります。

このような取引は一般にあまり触れる機会は無いかと思いますが必要な方の参考になれば幸いです。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。次回も皆さまに有益な情報を投稿致します。

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